Dura Aceのペダル:PD7810のメンテナンス
よーし、パパ今からPD7810のメンテナンスしちゃうぞー!
最初はPD5700を使ってましたが、ひょんなことからPD7810を中古ですが入手出来ましたので、今はDuraAceペダルを使っています。
洗車も3回はしましたので、そろそろ回転部のメンテナンスが必要な時期です。
必要なものは
- 17 mmのスパナ(ハブコーンレンチなど)
- スナップリングプライヤー
- 20 mmのスパナ(これはSHIMANO純正がベター)
- グリス
- パーツクリーナー(ディグリーザー)
- ピンセット
- ソルダリングエイド(あれば)
です。
実例を図1に示します(パーツクリーナーは載ってません)。
図1 メンテに必要なもの一覧
図2 メンテに必要なもの一覧(別角度から)
図3 使う工具類
でははじめましょう。まずは、20 mmのスパナでロックリングを外します(図4)。このとき、右ペダルは逆ネジ、左ペダルは正ネジです。
図4 ロックリングを外す
すると、手で緩められるようになるので、17 mmのスパナを使わなくともシャフトが抜けます。シャフトが抜けました(図5)。
図5 生き別れとなったシャフトとペダル本体
シャフトは図6のようになっています。左から、玉押さえ、ロックリング、ボールベアリングx17、スナップリングの順です。
図6 シャフトの構造
シャフトを抜いたあとも、プラスチックのシムとニードルベアリングが出てきます(図7)。また、その奥から9個のベアリングが出てきます。
図7 プラスチックのシムとニードルベアリングが追いかけて出てきた
出てきた部品を全部並べました(図8)。
図8 全員勢揃い
パーツクリーナーなどで洗浄したらどんどん組み付けていきます。まずはすべての部品にグリスをうっすら塗ります。また、ネジ部もきっちりとグリスを塗って防水性をの向上を図ります(図9)。
図9 玉押さえのネジ部にもグリスを塗ります
その後に、シャフトに防水用のゴムシールをグリスを塗ってつけます(つばの幅が広い方がクランク側です)。玉押さえとロックリングを組み付けて、シャフトにつけます(図10)。
図10 シャフトの組付け
ボールベアリングを慎重に詰め、グリスを載せます(図11)。スナップリングをつけて玉押さえを回すと全体にグリスが行き渡るます。
図11 グリスおいちい
その後、逆の順番で組み付けて終了です。
PD7810では、玉当たり調整のスイートスポットはかなり広いので、あまり神経質にならなくてもヌルヌル状態が楽しめます。
参考記事