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古来より存在する「眼鏡」。一時はコンタクトレンズが大流行しましたが、近年様々な利点によりその利用法が見直されつつあります。また、最近街中で目を引く「眼鏡っ娘」。眼鏡を掛けるだけでなぜ可愛く見えるのでしょうか。今日のクローズアップ現代は世界を侵食する『眼鏡っ娘』の魅力について迫ります

インフルエンザになりました

先週,インフルエンザになりました.
感染経路はわかりませんが,なってしまいました.

もう治りましたけど

ところで今は論文の作製期間なので,句読点がコンマとピリオドになっています.

 

インフルエンザが治ってから学校へ行くと,流体力学の先生が
「つちのこくん,これあげるよ」
と言って,本をドサッと置いていきました.

岩波講座 現在物理学の基礎 全12巻

1巻,2巻が古典物理学で,あとはみんな素粒子論とか量子力学ばかりです.

読んでみると,これがまたおもしろい.まだ1巻の初めしか読んでませんが,めっぽう面白いです.
しばらくベクトルの話が書いてあるのですが,なんでこんなにベクトルの話をしないといけないのだろう,というくらいたくさん書いてあります.

はよ力学の話しろや!

と思うくらい書いてあります.

けれども,教科書に多々あるような無味乾燥した文体ではなく,人間味の......どことなく放射能の温かみが感じられる文体のせいか,とても読みやすいです.

本をくれた先生は
「教科書とは違って,こういう本は論理的でありつつも議論があっちこっちにすっ飛ぶ.けれども,それが無駄というわけではなくて,研究に必要な論理的かつ斬新さを含んだ思考というのはこういう本が養うもんだ(意訳)」
と言ってました.

おそらく,先生の教官室を引っ越ししなければいけないので,この本が無駄になったのかな,と邪推しています.第2版を持っているようですし.

明倫館で中古書籍の価格を見ると1,000円しないので,とてももったいないと思います.これ,かなりの名著ですね.

時間はかかるかもしれませんが,全巻読了したいと思います.

 

あと,インフルエンザで寝込んでいる間に,「ご冗談でしょう、ファインマンさん」を読みました.

これも,面白いですね.科学・研究とはかくあるべきか,という気分がしてきます.

 

4月から大学院に行くことになりました.雪深いところです.はたしてこの先生きのこることができるのでしょうか.Feynmanのように痛快な論理の思考をできるレベルにはいたらないと思いますが,自分なりの独創性のある研究をしてみたいと思います.