研究日記:2016/06/30
長いこと研究日記を書くのをサボっていた.
サボっていた,とはいっても進んでいないのだから書きようもない,というのもまた事実だ.
今日から一週間出張で教授は学校にいない.つまり,僕たち学生はつかの間の自由を楽しめることになる.
光陰矢のごとし,だ.
うまく使わなければすぐに教授は帰ってきてしまう.
一部の学生は,バケツと編み,そして竿を持ち,釣りに出かけた.
一部の学生はクラブを持ち,ゴルフ場に向かった.
一方僕は,課題を少し片付け,実験をした.
どうやら,11月に行われる学会で発表しなければならないようだ.
先日,僕は教授の居室に呼び出さた.教授は,君には10月に学会発表してもらうから...と切り出し
「じゃあ,よろしく.」
と,そこらのバイト君だって言わないような気軽さで,僕に学会発表を義務付けた.
かくいう実験は,粉末Aをそこらのホームセンタで買ってきたボウル(私費)に入れ,ヒータで加熱する,というものだ.ボウルにそのまま粉末を入れたが,そうすれば必ずや溶けたものがボウルの表面に張り付いてしまい,冷えて固まったときに掃除するのがとても大変だろうと思っていた.
案の定,そうなった.
溶かすのはものの十分程度て終わったのだが,ボウルから剥がすのにめちゃくちゃ時間がかかった.離型剤が必要なので,適当なのを見繕っている.
それか,フッ素かなにかのコーティングを塗布するべきか.でも高いぞ.
少し迷うな.
まあ,申し込みは今月末だし,もう少しじっくり考えを練りながら,うまく実験をするか.
研究日記:2016/06/14
今日は,あるところへ出向いた.
どうやらそこでは,超音波をつかっていろいろとやりたいものがあったようだが,音響インピーダンスの差がデカすぎてそもそも超音波が透過しないないような状況の中で,いろいろとやりたいものがあったらしい.
そこで,超音波に一家言アリな本研究室の出番,というわけだ.
と言いたいところなのだが,本研究室が選ばれたのはただ超音波に得意なところだから,というわけではないらしい.オシロスコープとかで設定を進めている間,教授と部署の人が話をしていて,それを聞くにどうやら教授の縁故らしい.
ともかく.
うまくいきうまくいかずがあり,いろいろと済ませたらおみやげを貰った.
先生の……というのもあれば,まぁ学生への手間賃,駄賃という意味もあったのだろう.
饅頭だった.
研究室へ持ち帰り,みんなで食べた.
疲れた体に甘みが染み渡った.美味しかった.
ほんの二時間ばかりの作業にしては割のいい仕事だ,と思いながら.
研究日記:2016/06/03
今日は図書館主催の文献データベースの利用法について説明するセミナに参加した.
指導教員に「文献データベースくらいはササッと検索できるようになっておけ」と言われたためだ.
これまでCiNii Articleはよく使っていた.BibTeXのファイルを一発生成してくれるし,学校が定額アクセスの契約をしていたのがCiNiiだけ(?)だったからだ.
今日のセミナではJDream IIIやScience Directなど,他のデータベースの使い方(ログイン方法など)について手順を確認しながら追っていった.AND検索,OR検索,前方一致などとても便利な機能がたくさんあっったので,セミナが終わってからすぐ,研究室で自分の名前を検索した.
すると,昨年発表した機械学会の講演会の資料がヒット.
逆に言えばそれだけ.
修士ではもっと論文を読んだり,書いたりしたい.
研究日記:2016/06/02
さる友人がはてなに日記代わりに研究の進捗をさらさらと書き綴っていたので,それをパクリ,ワタクシも研究報告日記を付けたいと思う.
今日は午前中は英文ゼミの資料を通読した.今週担当だったセクションのできは良かったようで先生のツッコミは全くと言っていいほどなかった.
しかし,今担当している部分はなかなかに難しい.前回は作者が「読み飛ばしてもいいよ.まあなんたって基礎だしとるに足らないよね」といっているチャプターの部分だったから指導教員のツッコミはなかったのだ.一方で今回からは新しく物理学的な基礎から工学的なアプリケーションに入っていく.
内容そのものも難しいのだが(とはいっても,今やっている研究の原理よりは十分簡単といえる),なんと言っても英文の解釈に困る.作者はどうやら
Even a senior high student can understand
を目指しているようだが,英文はどうやら理解に苦しむような作りになっている.何しろ,andが等位接続詞として働いていなかったり,終わり括弧がなかったり,誤字・脱字があったりでいちいち推測しないと文章の理解が進まないようになっているのである.一事が万事だ.
ともかく,文句ばかり言っても始まらないので,今日は1ページ目に手を付けて,それで終了.
本当は,論文1本/日程度のペースで先行研究をあさりたいところだが,先生から仕事を押し付けられるし,レポートもあるしでなかなか文献調査がはかどらない.言い訳にはならないとは理解しているものの,タスクが多いのである.
ままならんのう.
魚の水槽
本研究室では,カラシンやメダカ,ザリガニをペットとして飼育している.
普段はほとんど餌をやるだけ,2週間に一回程度の割合で水を足す.
僕の,研究室での役割はペット係だ.
こうしたエサやりなどでほとんど仕事は終わり.
しかし,それだけだとどんどん水槽が汚れて,水も濁ってくる.
きっとBODとかCODとかヤバイのだろう.
そういうわけで,今日は水槽を掃除した.
この3月までは今の修士2年の横着者の先輩が世話をしていたのだが,どうやらあまり清掃はやっていなかった様子.4月の時点でもう藻がひどいことになっていたし,魚が残したフンもひどいことになっていた.
水槽の掃除の方法は,おおまかに2種類あるらしい.
水を変えないままに水槽の内側をブラシなどでゴシゴシする方法.あるいは,魚を別な水槽などに移して,それから全部清掃してしまう方法だ.
水を変えないままに掃除したならば,一見綺麗にはなるだろうが,いくらか日数が経てばまたすぐ苔がむしてきたりする.先輩は1年これでずっと通してきたらしい.
苔のせいかポンプもビビってうるさいと先輩に言われるし,サカナにストレスがかかるのを承知の上で,サカナを移して水槽の清掃をすることにした.
しかし,先輩は「サカナのストレス考えれば,移さないほうがいいと思うけれど」というではないか.
いや,アンタが横着してあまり清掃しなかったのが原因ではないか.
よく自分のことは棚にあげられるな.
そう思って,僕は清掃後水槽の蓋をそっと閉じた.
けんきゅうしつたのしい
ぼくは,だいがくいんのはくしぜんきかていにかよう,にじゅうにさいです.
けんきゅうのないようはいろいろとありますが,まだてーまはきまってません.
でも,こうぎもぜみもきょうみぶかくて,とてもおもしろいとおもいます.
きょうはにちようびですが,はやくへいじつになってほしいとおもいます.
だって,はやくけんきゅうしつにいきたいんですから.
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ライトノベルとかの最近の新規性とか
最近,めっきりアニメを見たり,ライトノベルを買ったりする機会が減りました.
時間がなくなったからというのも大きな理由ですが,面白いと思う作品に出会う割合も減ったような気がします.
最近の書店の本棚のライトノベルをざっくり見ると,「小説家になろう」で読者が多かったり,人気がある作品が多く見られるように思います.
しかも,大体転生/転移ものが多い用に思います.
わざわざ書店で買わずに,ネットで読めばいいんじゃね?
「ネットでも読めるけれど,紙媒体で買う」のは,よほどオフラインでも読みたいか,あるいは,公開停止になったときになったときに,読める.これが大きな利点ではないでしょうか.
しかし,オフラインでも読みたいかというと,そんなに読みたいと思うほど面白く無い.
しかし,公開停止になったときに読みたいかというと,そんなに読みたいと思うほど面白く無い.
主観ですけれども.
どうせならば,他とは違うという差異,新規性を持った作品を書いてほしい.
たとえば,物理学者がバール振り回して敵を倒すとか.
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「魔法はイメージが大事です.魔法は,自分のイメージするままに発現します」
「フムン.なるほど」僕は,唱えた.
「\[\nabla \cdot \boldsymbol{B} = 0\]\[\nabla \times \boldsymbol{B} = 0\]\[\nabla \times \boldsymbol{D} = \boldsymbol{\rho}\]\[\nabla \times \boldsymbol{H} = \boldsymbol{j}\]」
そして,光が生まれた.じゃあ,水を出すにはどうしたら良いだろう.
そうか.ラプラス方程式で定義しよう.「\[{\it\Phi} =-\frac{m}{r}+c\]ただし,\(m\)は正,\(c\)は任意とする.」
そして,水が湧きだした.
要は,新規性がないってのが言いたかっただけなんですけれどね.
(この文章は,最後に結論が書かれている悪文である)