学会発表一つ目終了
先日,学会発表をやっと一つこなした.発表時間10分,質疑応答5分の計10分だった.
学会にも,というよりは研究に流行り廃りがあるのだということを痛感した学会だった.昨年の同じ学会では板材料の検査についての発表が多かったが今年はあまり見られず,あったとしても昨年とは少し異なる方法を使っての検査手法の紹介だった.
そんな中私はもう枯れ果てたと言っていいような基礎的な指標を用いた手法を使って,ある部材の評価について紹介したが,これが案外に受けが良くて質疑応答の後に「あれってどういうことだったの」と質問してくれる先生がいらっしゃった.
学会発表では,質疑応答で定型句のように「XX大学出身のYYです.大変興味深い発表でした」と言われることが多いが,これはほとんどお世辞でしかなくどの先生も口を揃えて言うものなのである.その一方で,セッションのあとに設けられた休憩時間で先生が質問してきたら,それは興味を持ってもらえたと思っても差し支えないと思っている(機械系では共通認識のようなものだろうか).
ともかく,何名かの先生に興味を持ってもらえたというのは大変ありがたかったのだが,次回の学会発表のネタがない.これにかまけず,研究に邁進したい......と思っても,ネタがないのでどうしようもないのだ.